FD からブートして HD から EOTA を起動する方法

2001/11/25 一部修正

この文章の目的

 

 あちこち内容が古くなっていますが、置いておきます。

 この文章は B-Free OS のドキュメンツを参考にして大幅に加筆、改訂したものです。PC-UNIX をなんとかインストールできて、他にも色々試してみたくなった好奇心旺盛な人向けに参考になればと思います。OS のインストールに慣れている人は15 章まで飛ばしていいと思います。

 私の機種は ThinkPad360CSE と k6-II のデスクトップ、OS は Debian GNU/ Linux 2.2 です。なお、最近は sfsboot で起動しているので、FD からのブートはほとんど行なっていません。  


目次:
  1. 入手先
  2. bootimage の作成
  3. カーネルの make
  4. POSIX ファイルシステム用のツールの作成
  5. HD のフォマート
  6. system ディレクトリの作成
  7. OS イメージを system ディレクトリにコピー
  8. /dev ディレクトリの作成
  9. frtm の入手
  10. posix_fs.bin から frtm その他のバイナリを取り出す方法
  11. bootimage の FD を入れて起動
  12. フィードバック
  13. ドキュメントを作成した感想
  14. 参考文献

  1. 入手先

     最新版のソースを入手します。こちらから入手します。eota.X.X.X.tar.gz という名前です。X.X.X の部分は 2001年7月24日現在であれば0.2.4 となっています。

  2. bootimage の作成

     boot ディレクトリに移動して make します。bootimage ができます。それがブートローダーです。

        $ cd boot
        $ make
    

     bootimage をフロッピーディスクに書き込みます。フロッピーディスクを挿入してからコマンドを入力します。

        $ cp bootimage /dev/fd0
    
     あるいは
    
        $ dd if=bootimage of=/dev/fd0 
    

     /dev/fd0 への書き込み権限がない場合は、

        $ su -c "cp bootimage /dev/fd0"
    

    とします。/dev/fd0 に読み書きのできる権限を与えた方が良いと思います。

  3. カーネルの make

     kernel/BTRON/make に移動し make をします。

      $ ../kernel/BTRON/make
      $ make
    

    btron というファイルができます。

  4. POSIX ファイルシステム用のツールの作成

     kernel/POSIX/mkfs にて make をします。

        $ cd ../../POSIX/mkfs
        $ make
    

     mksfs, sfsck, statfs ができます。

  5. HD のフォマート  fdisk で /dev/hda1 が Blocks 32224 と表示されていたので 2 つめの引数を 64448 としました。

        $ mksfs /dev/hda1 64448 512 12
    
  6. system ディレクトリの作成

     作成した B-Free のファイルシステム上に /system ディレクトリを作成しま す。

        $ statfs /dev/hda1 mkdir /system
    
  7. OS イメージを system ディレクトリにコピー

     さきほど作った btron のあるディレクトリに移動して、 btron ファイルを /system ディレクトリに btron386 という名前でコピーします。

        $ cd kernel/BTRON/make
        $ statfs /dev/hda1 write /system/btron386 btron
    
  8. /dev ディレクトリの作成

     kernel/POSIX/mkfs/ にある mk_img.sh を参考にして、/dev ディレクトリ以下のファイルを作成してください。

  9. frtm の入手

     contribution/applications/frtm-bf/src/ に移動し、make をします。出来上がった frtm を書き込みます。

        $ statfs /dev/hda1 write /frtm frtm
    
  10. posix_fs.bin から frtm その他のバイナリを取り出す方法

     Linux で posix_fs.bin を http://www.tron-net.gr.jp/~naniwa/ からダウンロードします。そして

        $ statfs posix_fs.bin read /frtm > frtm
    

    で取り出せます。(浪花さん、教えていただきありがとうございます) 取り出した frtm を

        statfs /dev/hda1 write /frtm frtm
    

    と書き込みます。この要領で k14.bfb その他を取り出し、書き込みま す。

  11. bootimage の FD を入れて起動。
        boot>
    

    と表示されます。私は /dev/hda1 にインストールしたので

        boot> boot hd 0 1
    

    と入力。  無事、init> までこぎ着けるはずです。
     frtm の起動は、

        init>(/frtm) cexec
    

    とします。
     テストの手順は、こちらこちらなどを参照してください。
     init 上でのテストはこちらや、こちらや、こちらや、ソースコードの kernel/BTRON/init/libMitten/commands.incなどを参考にするようです。まだまとまっていないようです。
     テストの結果はWeb 掲示板 にダウンロードしたソース(又はバイナリ)の日時、使用機種、などを添えて報告していただくと大変ありがたいです。

  12. フィードバック

     この文章を最初に掲載させていただいた掲示板 (の後継) に筆者 (nakanishi) 向けに書き込ませていただくか、本人にメールを送る(s- nakani@interlink.or.jp) などして頂くとありがたいです。
     誤字、脱字。内容の間違い。間違ってはいないが作法が悪い。もっと内容を 濃くしたほうが良い、あるいはもっと簡潔にしたほうがよい。わからないことを 教えてほしい(これは私では役不足かもしれません)など、何でも結構です。 筆者は素人なので知らない事、多少の間違いがあって、それが指摘され てもどうということはない立場だったりします。こっそり指摘していただいても うれしいです。
     他者からの指摘、校正が無くても自分で校正して改訂していく予定です。
     なおこの文章は私のホームページにhd_inst.html の名称で置いてあります。

  13. ドキュメントを作成した感想

     傍から見ているとドキュメント作成など簡単にできることだと思っていたけれ ども、この文章のように元のドキュメントを一部改正して付け足した程度でもな かなか大変です。読むターゲットを自分と同じ技術レベルの人を想定して、手取 り足取り細々記入しようとして悩んだりしていました。おかしなところは自分で 判断してくれ、と開き直って何とか書き上げました。
     わかる方は下記の参考文献を見比べるだけでこのドキュメントなしにインスト ールできると思います。ここがこのドキュメントで一番重要なところかもしれま せん。


    NAKANISHi SHin (snakani at users.sourceforge.jp) 2000/2/25 初稿
    2/29 一部改訂
    3/5 追加
    6/17 追加
    8/12 一部改訂
    8/26 一部改訂
    12/9 改訂、HTML 化
    12/17 一部改訂
    2001/3/24 一部改訂
    11/25 一部修正

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