Windows、あるいは Windows と Mac 以外の OS に初めて触れてみようかと思い立ち、EOTA のバイナリを入手しての動作試験をしようというチャレンジ精神に溢れた人向けに取りかかりになればと思い、書いてみました。PC-UNIX のインストールに慣れた方には必要が無い文章だと言えます。 筆者は Windows にさほど慣れているわけではないので、何か抜けているかもしれません。試した環境は ショップブランドの K6-II 450MHz、32MB、Windows98SE です。
EOTA は EOTA 独自 (というより前身の B-Free OS 独自) のファイルシステムである sfs 以外へは書き込みが現状はできません。過去に PC-98x1 で動いていた時代は DOS ファイルシステムへの読み書きができたようです。その部分は今は使わなくなっているようです。他に HDD のブートローダーの設定を自力で変更するなどのこともできません。よってフロッピーで動作テストをすることのみの場合は安全だと私の知識の範囲内では思っています。それで私はテストに参加させて頂きました。もちろんフリーで開発途上のプログラムなので誰も保証をすることはできません。
2001年7月よりパーティションを確保さえしておけば他の OS (Linux) を使わずに EOTA でハードディスクへインストールすることが可能になりました!。ということは絶対安全とは言えないですね。というか、結構危険です。ハードディスクの内容をすべてバックアップしたうえでテストを行ってください。
以下は適当なフォルダを作り、そこに必要なプログラムとバイナリを移動して作業しています。自分のやりやすいように適当にやってください。
以下はデスクトップを作業場としています。適宜置き換えてください。あらかじめ新しいフロッピーディスクを挿入しておきます。そして rawrite2.exe を開くか、DOS 窓に rawrite2 と入力します。
[例] C:\WINDOWS\デスクトップ>rawrite2 RaWrite2 - Write disk to raw floppy diskette
書き込みたいイメージファイル名、続いてフロッピードライブを指定し、Enter キーを押します。
Enter source file name: sfsboot.bin Enter destination drive: a: Please insert a formatted deskette into drive A: and press -ENTER- :
過去の記憶では、rawrite.exe ではイメージファイルを rawrite.exe にドラッグ & ドロップをし、開いた DOS 窓に
Enter destination drive:
と表示されているので、
a:
と入力する事ができました。rawrite2.exe ではなぜかドラッグ & ドロップができませんでした。(?)
あらかじめ新しいフロッピーディスクを挿入しておき、DOS 窓から fdimage 書き込みたいイメージファイル名 ドライブ名 を空白を挟んで入力します。
[例] C:\WINDOWS\デスクトップ>fdimage sfsboot.bin a:
以上です。
Cygwin 環境でコンパイルした statfs.exe が使えます。こちらからどうぞ。Cygwin をインストールしていない方は cygwin1.dll も必要です。こちらに置いてあります。statfs の使い方の簡単な説明はこちらです。
Cygwin とは旧cygnus 社が開発した、Win32 上で UNIX 互換環境を実現するものです。
簡単にできるのかもしれませんが、私には全然わからず困っていました。Cygwin の dd コマンドではできませんでした (?)。Linux ならば dd if=/dev/fd0 of=floppy.img など簡単にできます。
探したところ、
http://www.sun.co.jp/software/x86-inst/common/zip.duget-7.htmlで紹介されている dd.exe を
ftp://ftp.uu.net/vender/sun/solaris/x86/から入手して DOS窓から
> dd a: floppy.imgで、SFS (EOTA) でも 1B/V3 でもフロッピーイメージを取り出せました。 上記の floppy.img の名は適当です。
2001年5月より可能になりました。
2001年5月より可能になりました。